こんにちは!
SPD管理営業の岡戸です。

2020年6月、日本スパコン「富岳」が性能ランキングで世界トップになりました。
今回はそんなスパコンことスーパーコンピュータについてと、世界のスパコンランキングTOP3を紹介したいと思います!

スーパーコンピュータとは

スーパーコンピュータとは、科学技術計算用途で大規模・高速な計算能力を有するコンピューターである。
大規模・高速の計算能力を達成することを目的としている。
スーパーコンピュータの利用される例として、機械・土木・建築分野での構造物の力学を有限要素法や境界要素法などに基づいて検討する構造解析、電気工学分野での電磁界解析、流体力学分野、気象予測、大気・海洋シミュレーション、物性・化学・材料科学分野での分子動力学、その他交通流解析、シミュレーション天文学、最適化問題、金融の大規模数値解析に基づくシミュレーションなどに利用されている。
※wikipedia参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF

ようするにめちゃすごコンピュータです。
用途も普段使うような一般的な使い方じゃなくて大規模なシミュレーションに使うんですね。

スパコンランキング!TOP3!

スーパーコンピュータの性能世界ランキングは「TOP500」というところで半年に一回発表されています。
TOP500は最も一般的なスパコンの性能ランキングで、規則的な行列演算である連立1次方程式を解く計算(LINPACK)でスパコンの性能を評価します。多くの科学技術計算で使われる倍精度演算(10進で16桁の浮動小数点)のみで計算するルールです。

それでは早速、TOP500より2020年6月世界ランキングTOP3をご紹介いたします!

TOP3!「Sierra」

アメリカ合衆国エネルギー省が所有するローレンス・リバモア国立研究所が2018年に公開しました。
国家核安全保障局の次世代先端技術システムとして運用されています。
コンピュータの性能の指標の一つであるFLOPSは125PFLOPS!!この指標はTOP2以降も参照しますのでぜひ覚えておいてください。

TOP2!「Summit」

2018年6月に発表されたアメリカ合衆国エネルギー省(DOE)のオークリッジ国立研究所(ORNL)のスーパーコンピュータです!DOEから受注したIBMがNVIDIAおよびMellanox Technologiesと共同開発してうまれました。
コンピュータの性能の指標の一つであるFLOPSは200PFLOPS!!上記で紹介したSierraを大幅に上回ります。
2018年6月から2019年11月まで4期連続でトップを獲得していました。

TOP1!「富岳」

富岳は理化学研究所の京の後継として、2014年に開発開始、2020年より試行運用中、2021年に本格稼働予定です。
富士通と理化学研究所によってつくられました。
コンピュータの性能の指標の一つであるFLOPSは400+PFLOPSなんと従来のTOPスパコンの倍の性能です!
日本のスーパーコンピュータとしては、2011年6月・12月に京が1位となって以来9年ぶりです。

富岳は「京(けい)」の後継機であり、その能力は「京」の100倍です。
そのことから富岳という名称は葛飾北斎や太宰治の作品である『富嶽百景』(富岳=100×京)も絡んだ駄洒落ではないかとまことしやかにささやかれています。

まとめ

今回はスーパーコンピュータについてまとめました!
ITはソフトウェアもハードウェアも日進月歩の業界なので、これからもずっと富岳がトップかというとそうではないでしょう。
しかし、一時的でもトップをとれるポテンシャルを持っているので、今後も期待して見守っていきたいと思います。

[執筆:SPD岡戸]
[最終更新日:2020/7/31]