GoPro各モデルの特徴

ここからは家電量販店での現行モデル(2021年10月時点)全4機種のラインナップをモデルに分けて紹介します。

1.GoPro HERO10 Black


“GoPro HERO9 Black”の後継機として2021年9月17日に発売となった最新モデル。
今回従来のモデルからの変化で最も大きな変化は「GP1」チップから「GP2」チップが搭載された事です。このチップが進化した事によってカメラの基本性能が大幅にアップグレードされています。動画と写真の画質の向上と、何よりも暗所撮影時の画質の乱れが従来機と比べると抑えられている点が進化しているポイントです。
また、手ブレ補正も前モデルのHERO9から更に進化をしているのでアクティビティーシーンにおいてもブレの少ない映像が撮影可能です。
更に「GP2」チップが搭載された事で従来機種で不評だった、タッチパネルでメニュー操作しているときのもっさり感が解消されました。今までGoProを使ったことがない方には今一響かないかもしれませんが、もっさり感が解消されているだけでユーザー側のストレスがかなり軽減されます。

GoPro HERO10 Black 仕様
・動画画質:5.3K 60fps
・静止画画質(スーパーフォト機能):23MP(約2300万画素)
・防水性能:10m
・手ブレ補正:HyperSmooth4.0
・音声コントロール:◯
・タッチディスプレイ:◯
・タッチズーム:◯
・Protune:◯
・Wifi + Bluethooth:◯
・GPS:◯
<公式サイト>https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero10-black/CHDHX-101-master.html

 

2.GoPro HERO9 Black


“HERO9 Black”は、HERO8以前のモデルにはなかった前面ディスプレイを搭載したことで、自撮り撮影の時に映像確認ができるようになったことが大きく進化しましたが、”HERO5 Black”~”HERO8 Black”まで統一されていたボディサイズより大きくなった為、バッテリーの互換性がなくなってしまいました。
5K画質の動画撮影、20Mの静止画撮影、進化した手振れ補正「HyperSmooth 3.0」などの撮影としての定番性能を進化させ、よりカメラとして質の高い作品を残すことができるようになりました。
GoProは超広角を得意としていますが、更に広角の画角を叶える「Max レンズモジュラー」が新たに誕生し、作品の幅を更に広げる存在になります。

GoPro HERO9 Black 仕様
・動画画質:4K 60fps
・静止画画質(スーパーフォト機能):20MP(約2000万画素)
・防水性能:10m
・手ブレ補正:HyperSmooth3.0
・音声コントロール:◯
・タッチディスプレイ:◯
・タッチズーム:◯
・Protune:◯
・Wi-Fi + Bluetooth:◯
・GPS:◯
<公式サイト>https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero9-black/CHDHX-901-master.html

 

3.GoPro HERO8 Black


従来の”GoPro HERO7″では、Blackの他にもSilverとWhiteが誕生しましたが、今回のHERO8においてはこれまで通り伝統のBlackのみの発売となりました。
“GoPro HERO8 Black”では本体サイズの変更や、カメラフレームの撤廃など、統一されてきたデザインにも大きな変化がありました。
性能面を見てみると、HERO7 Blackで初搭載となった強力な手ブレ補正機構「HyperSmooth」を進化させた「HyperSmooth 2.0」や、手ブレ補正機構を利用して動きながらでもタイムラプス撮影を可能とする「TimeWarp機能」に関しても進化させました。
また、外観デザイン変更に伴った拡張アクセサリーも発表となりました。

GoPro HERO8 Black 仕様
・動画画質:4K 60fps
・静止画画質(スーパーフォト機能):12MP(約1200万画素)
・防水性能:10m
・手ブレ補正:HyperSmooth2.0
・音声コントロール:◯
・タッチディスプレイ:◯
・タッチズーム:◯
・Protune:◯
・Wi-Fi + Bluetooth:◯
・GPS:◯
<公式サイト>https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero8-black/CHDHX-801-master.html

 

4.GoPro MAX


前モデルとなる”GoPro Fusion”は、GoProシリーズにおいて初の360度カメラとして話題を呼びましたが、利便性が欠けていたところが多く、あまり評価は高くなかったです。”GoPro MAX”は、利便性とカメラ性能を向上させた後継モデルです。
動画性能において5.6K 30fpsを実現したことや、HEROシリーズで採用されている最新技術を利用したタイムラプス撮影用「MAX TimeWarp」や360度カメラならではの手ブレ補正「MAX HyperSmooth」が搭載されました。
また、”GoPro Fusion”ではカメラ本体に液晶モニターを搭載していないことで、撮影時の様子を確認するためにはWi-Fiを使用してスマートフォン上のアプリから映像を確認する必要がありましたが、”GoPro MAX”では、タッチ操作対応の液晶モニターが搭載され、リアルタイムの映像を表示することを可能としました。
前モデルで一番の不評だった、microSDカードが2枚ないと録画できなかった部分も改善され、1枚で録画可能になりました。

GoPro MAX 仕様
・動画画質:5.6K 30fps
・静止画画質:16.6MP(約1660万画素)
・防水性能:5m
・手ブレ補正:MAX HyperSmooth
・音声コントロール:〇
・タッチディスプレイ:〇
・タッチズーム:-
・Protune:〇
・Wi-Fi+Bluetooth:〇
・GPS:〇
<公式サイト>https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/max/CHDHZ-202-master.html

終わりに

今回はGoProの紹介をさせていただきました。
「GoProってよくに耳にするけど実際はどういうカメラか知らない」っていう方に向けて書かせていただきました。

来年も例年通りの秋ごろに新モデルが発売されるとは思いますが、HERO10からどのような進化を遂げるのか、それともMAXの後継機なのか、はたまた今までにはないカメラを発売するのか。今から想像するだけで楽しくなってきますね!

[執筆:SPW深水]
[最終更新日:2021/10/27]