モトローラから、折りたたみ5Gスマートフォン「motorora razr 5G」の国内での取り扱いが発表されました。
ソフトバンクから発売されます。ソフトバンク版の価格は税込198,000円で、「トクするサポート+」適用時の実質支払額が99,000円。
3月5日から予約受付が開始されます。

motorola Razr 5G(XT2071-4)は、フィーチャーフォンのように縦方向に折り畳むことができるSIMロックフリースマートフォン。開いた状態では6.2型の一般的なスマートフォンとして利用できます。

本体中央から折り畳むことで二つ折り状態になり、コンパクトに持ち運ぶことが可能。本体外側には2.7型のサブディスプレイも備えており、折り畳んだ状態でメッセージの送信やビデオ通話、任意のアプリの操作が行える。ちなみに、モトローラーは「20万回の折りたたみに耐えられる」とうたっています。

モトローラとは??


モトローラは1928年にアメリカで設立されたメーカーです。モバイルのほか、半導体やテレビなど様々な商品を作っていました。
世界で初めて片手で持てる「携帯電話」を市場に売り出した企業でもあり、携帯電話業界を牽引するメーカーでした。
ガラケーのヒット商品も数多く生み出しています。
その中でもMotorola RAZRのモデルV3は、2003年10月に米国で発売されましたが、超薄型携帯電話として大ヒットしその後の携帯電話の薄型化競争に嚆矢をつけた製品です。V3モデルだけでも、累計1億台以上の販売実績があり、特にアメリカにおいては、2008年7~9月期にiPhone 3Gに抜かれるまで、3年間にわたり販売台数1位を保ち続けたそうです。
現在、Motorolaのモバイル事業は「Lenovo」の傘下となり、Motorolaの歴史とブランドを継承しつつ新しいスマートフォンを続々作り出しています。

6.2インチ画面を折りたためる注目スマホ

「motorora razr」という名前は、2000年代に一世を風靡した、スリムな折りたたみケータイの代名詞ともいえる人気シリーズ、「RAZR」から受け継がれたものです。スマートフォンの時代になってからも、同シリーズ名を冠したモデルはリリースされてきましたが、往年のユーザーの中には「やっぱりRAZRといえば折りたたみ」というイメージが、根強くあったのではないかと思います。

そのRAZRがいよいよ、折りたたみスマートフォン「motorora razr 5G」となって日本でも発売されます。グローバルでは、昨年9月に発表済みのモデルですが、一昨年の11月にグローバル発表された前モデルの「motorora razr」は、結局日本では未発売だったので、待望の日本上陸といえます。

クイックビューディスプレイ

閉じた前面には2.7インチ(SD、800×600ドット)のサブディスプレイ「クイックビューディスプレイ」があり、折りたたみを開くことなく、電話の受発信やメッセージのチェック、地図の表示、音楽再生から文字入力、簡単なゲームまで、いろいろな操作ができます。中でも便利な機能はソフトバンクが販売する端末らしく、このサブディスプレイでPayPay決済ができること。レジ前で折りたたみを開いて、アプリを起動して……ともたもたすることなく、スムーズに支払いができそうです。

メインカメラはレンズがひとつですが、F値1.7と明るく、光学式手ぶれ補正も備わっています。ポートレートモード、ナイトビジョンのほか、モトローラのスマートフォンではおなじみになりつつある、スポットカラーやシネマグラフといったエフェクトも楽しめ、動画では4K、30fp撮影が可能。手首をひねって2回振るとカメラが起動するなどの機能も備えています。

モトローラはここ数年、SIMフリー市場に向けにお手頃価格のミッドレンジモデルを中心に展開してきましたが、「motorora razr 5G」は日本向けに初めて投入する、5G対応のプレミアムモデルと位置づけられています。ソフトバンクでの取り扱いも「MOTOROLA RAZR M」以来約9年ぶりとあって、かなり気合いの入った一台であることは間違いありません。

まとめ

ガラケーの様な懐かしさと近未来の新しさが共存したような端末ですね。
小さいながらもスペックも申し分ないものとなっており、
話題性も抜群ではないでしょうか。

これを皮切りに今後も折りたためる携帯や、PCなどが出てくるかもしれませんね。
今後の日本のIT製品の動向も非常に気になるところです。

[執筆:VSP柴山]
[最終更新日:2021/3/22]