こんにちは。
小澤です。
最近は暖かい日が続いて、過ごしやすい季節になってきましたね!
4月と言えば、出会いと別れの季節ですね。
その際のあいさつ回りで「お菓子」を配ったりすることは多いかと思います。
誰かに渡すとなると、普段食べる「お菓子」とは違い、上品な物を!と考えられるかと思います。
上品なお菓子で思い当たるのは「バウムクーヘン」もそではないでしょうか。
その「バウムクーヘン」ですが、元々はドイツ発祥のケーキということはご存知ですか?
日本に「バウムクーヘン」を伝えたのは、ドイツ人の「カール・ユーハイム」氏。
日本の老舗洋菓子メーカー「ユーハイム」の創業者でもあります。

第一次大戦中に捕虜として日本に連れてこられ、1919年に捕虜が作ったものを展示・販売する催しがあり、カールはバウムクーヘンを出品。
バウムクーヘンという名前の由来は、ドイツ語の「バウム(木)」と「クッヘン(ケーキ)」と2つ単語からなり、木のケーキという意味があり、日本人は木をかたどった菓子を喜んだそうです。
1945年終戦の前日に「カール・ユーハイム」は亡くなってしまいますが、
彼が言った言葉「お菓子は平和の証」をモットーに職人達が守り続けるお菓子作りを進化させよう、という取り組みは今もなお引き継がれています。
それが「世界初のバウムクーヘン専用AIオーブンの開発」
それはいったいどんなものなのか…

AIが作る焼き立てふわふわバウムクーヘン!!??


バウムクーヘンを多くの人に親しまれるお菓子として広めた会社が「ユーハイム」。その「ユーハイム」が「食の未来」をテーマにした新しいコンセプトの施設「BAUM HAUS」を名古屋市の中心街の一角に新たな複合施設をオープンさせました。 そこでは、焼き立てのバウムクーヘンやサスティナブルなフードが味わえるフードホールが1Fにあり、2Fには最新テクノロジーを取り入れたシェアオフィスを展開し、「食の未来」をテーマに作り上げた、新しいテクノロジーを体感できるスペースがあるそうです。

どの店もタッチパネルで商品を選んでから電子マネーなどで決済し、
カウンターでは品物を受け取るだけ!!コンタクトを最低限にするシステムや既存店舗にはない新しい商品を取り入れているそうです。

そして「ユーハイム」が新たな試みとして作り上げた、「THEOくん」と名付けられたAI職人!!
コロナ禍で移動が困難になったことをきっかけに、世界中のどこにいても、職人が焼いた美味しいバウムクーヘンを楽しんでもらいたい、そんな思いがTHEOくんを生み出したそうです。
THEOくんがバウムクーヘンを焼き上げていて風景は、ガラス張りになった厨房で作っている様子を見ることができるようになっています。

でも、AIで焼き上げたバウムクーヘンって本当に美味しいのだろうか・・・
と思う方もいらっしゃると思います。
「THEO」はAIを搭載したバウムクーヘン専用オーブンで、職人が焼く生地の焼き具合を、各層ごとに画像センサーで解析することで、その技術をAIに機械学習させデータ化、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼きあげることができるそうです。また、ベテランの菓子職人のほか、ロボット工学の研究者、AIの専門家、デザイナーなど、様々なプロフェッショナルが協力し、5年がかりで「THEO」が誕生したそうです。

そして、お店では実際に「THEO」作った焼きたてのバウムクーヘンが食べることができます♩
5年がかりで誕生した「THEO」が焼き上げたバウムクーヘン…一度食べてみたいですね!!!

それにしても、テクノロジーの進化は本当にすごいですね。
そして、その進化にはたくさんの人々の努力があってこそなんだなぁ、と改めて感じました。
ユーハイム発話題の新スポット「BAUM HAUS」ではそのテクノロジーを身近で感じることができ、
そして味わうこともできる!

名古屋に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがですか!?

[執筆:SPD小澤]
[最終更新日:2021/5/18]