みなさん、こんにちは。
管理営業の深水です。
スマートフォンの普及が広がり、さまざまな家電製品とインターネット接続してより便利な機能が使える「IoT(モノのインターネット)」対応家電も増えています。冷蔵庫もその1つで、スマホと連携できるスマート冷蔵庫が日本のメーカーからも登場しています。
スマート冷蔵庫は、ネット接続してスマートフォンと冷蔵庫を接続することにより、専用アプリから冷蔵庫の運転状況や運転制御が行えます。
加えて、購入した食材を賞味・消費期限とともに登録しおくと、アラームで期限の通知や庫内の食材に合わせたレシピ情報の提供なども利用が可能です。
今回は、従来の冷蔵庫よりも便利な機能を搭載しているスマート冷蔵庫の基本情報を紹介していきます!
スマート冷蔵庫とは?
スマート冷蔵庫とは、冷蔵庫をWi-Fiでインターネット接続することにより、さまざまな機能が使用できるというものです。スマートフォンとの連携もできるようになるため、専用アプリで操作すればどこにいても冷蔵庫の操作や運転状況の確認が可能となります。
また、冷蔵庫に保存している食品を活用したレシピの提案をしてくれるモデルもあるので、今ある材料で作れるれレシピを効率的に見つけることができます。一部のスマート冷蔵庫はスマートスピーカとの連携にも対応し、音声操作も可能です。
スマート冷蔵庫は何ができる?
ネットと接続することで昨日の幅が広がるスマート冷蔵庫ですが、具体的にどのような機能が使えるようになるのでしょうか。スマート冷蔵庫の代表的な機能は、以下に挙げる3つです。
1.賞味期限を知らせてくれる
2.遠隔操作・使用状況見守り
3.庫内の食材からレシピを提案
1.賞味期限を知らせてくれる
スマート冷蔵庫に食材を保存する際に、賞味期限を同時に登録できます。同時に食材リストも作成でき、一部の冷蔵庫では音声操作で食材登録も可能です。その情報を元に、賞味期限が近くなった食材を冷蔵庫本体のディスプレイやアプリで通知してくれるので、賞味期限が過ぎてムダになる食材を減らせます。
また、食材リストを登録しておけば冷蔵庫内にどの食材がどのくらい入っているのかを外出先でもアプリで把握できるので、買い物の際にも便利です。
2.遠隔操作・使用状況の見守り
冷蔵庫とアプリを連携させることにより、さまざまな遠隔操作が可能となります。冷凍時間の設定や急速冷凍なども、スマホアプリがあれば自宅にいなくても簡単に操作が可能です。
また、冷蔵庫のドアの開閉状況もスマホアプリで確認できるタイプもあります。ドアの開閉状況を把握することにより生活リズムの変化を察知しやすくなり、ドアの開閉がなかった場合も通知を受け取れるので、離れて暮らす家族の状況確認にも活用できます。
3.庫内の食材からレシピを提案
食材登録の際に作成した食材リストを元に、レシピ提案をしてくれる機能を搭載したスマート冷蔵庫もあります。あるもので何かを作りたい、という場合に便利です。AI搭載のスマート冷蔵庫なら過去のレシピデータを学習して家庭ごとの好みに合わせたレシピを提案してくれるので、使うたびに家族にピッタリのレシピを提案してくれるのも特長です。
あのAmazonがスマート冷蔵庫を開発中?
便利なオンラインショッピングの領域を飛び越え、Alexa(アレクサ)に語りかけて、スマートスピーカーやスマートディスプレイにお世話になっている人も多いであろうAmazon(アマゾン)。
もっと暮らしに浸透していきたいAmazonの最新の取り組みとして、スマート冷蔵庫なる「Project Pulse」の開発を報じました。レジなしショップと同じ感覚で、冷蔵庫に出入りする品物をスキャンしては登録・管理し、賞味期限切れが迫っている食品を教えてくれたり、少なくなってきたら自動でオーダーをかけるという優れもの。
すでに有力な家電メーカーとも交渉を進め、商品化に向かって開発が進んでいるとされる「Project Pulse」。
ただし、一般人の手に届くのは先になるとの事。というのも、自動でAmazonフレッシュなどのサービスとつながり、スマート冷蔵庫から食品をオーダーしても金銭面に問題ないセレブなユーザーから「Project Pulse」を売り込んでいくという戦略のようで、当面はかなり高額な製品にしかならないようだ。
終わりに
Amazonの革新的なスマート冷蔵庫「Project Pulse」が次世代の冷蔵庫して注目されていますが、実はお隣の韓国サムスンからは同様の製品「Family Hub」が既に発売されています。相場は日本円で約52万円ですが、日本国内では販売がされていません。
海外メーカーのAmazonやサムスンからは革新的なスマート冷蔵庫の開発発表、発売されていますが、国内メーカーからは大きな動きはありません。
Amazonやサムスンには先駆者としてスマート冷蔵庫の基礎を作ってもらい国内メーカーが後追いする形で、いつかは「Project Pulse」や「Family Hub」に近いスマート冷蔵庫が国内メーカーから開発されるでしょう。そうでなければ、今後、Amazonのスマート冷蔵庫が国内でのシェアを牛耳る未来もあるかもしれません。
それが果たして現実になるか、それとも国内メーカーから追随する商品が発売されるか今後の動向が気になるところです。