中島:フィリピン、クラークのお仕事事情を教えて下さい。
佐々木:英語が使える人が多いため、BPOが多いです。コールセンター、オペレータなどです。
また、外資の企業ですと給与も高いため、クラークの中で働ける事がステータスとなっています。
フィリピンは経験を重んじる文化があり若者の離職率が問題になっていましたが、最近はかなり改善されジョブフェアなどの開催も多くなってきました。
中島:英語の強みはありますよね。これからもますます発展していきそうですね。
中島:実際に働いてみて感じたギャップやビックリした事を教えて下さい。
佐々木:沢山あるのですが(笑)
まずはエアコンの設定温度がやたら低いですね。18度が当たり前のようです。
中島:えー寒くないんですか?
佐々木:寒いです(笑)
寒い中、長袖を着て作業している人が多いです。
ですので、暑いイメージがありますが、長袖も必要です。
中島:それはかなり意外ですね。長袖のイメージがないですからね。
佐々木:あとは時間にルーズですね。クラーク内の人は比較的問題ないのですが、外からくる業者関係はとにかく時間通りに来たことがないです。
中島:噂では聞いた事ありますが、やはりそうなのですね。
佐々木:ようやく慣れては来ました。時間は気にせず、その日に来るんだなー程度で考えています。時々その日にすら来ない事もありますが(笑)
佐々木:あとは急に祝日になります。
選挙があるので、来週の水曜日が祝日になります!みたいな感じです。ちなみに選挙の投票率は90%と高いです。
中島:急に祝日になるのは、なかなか理解できないですね(汗)
佐々木:他にも身近な所だと、コーヒーがやたら甘いです。
あとコーヒー、新車、ATM手数料なんかは日本と変わらないくらい高いです。
佐々木:また、皆さん現金をあまり持ち歩かないです。本当に必要最低限のその日の昼代と交通費しか持たないですね。銀行口座を持っている割合も低いです。
あとはスマホを持っている人は少なく、ガラケー持ちが多いです。インフラも弱く、停電も多いです。
中島:スマホが普及するにはまだインフラが追い付いていない感じのようですね。
佐々木:また、仕事に関して細かいルールを決めて上げる必要があり、さらにそれを書面にしサインを貰う所まで必要になるケースがあります。
中島:例えばどのようなケースでしょうか?
佐々木:遅刻をする際は、佐々木と人事に連絡をする。などです。
日本だといちいち言わなくても分かるような事も、ルールを決めてあげないといけません。
中島:なるほど、その辺りはギャップを感じて苦労しそうですね。
中島:それでは最後にクラークに来る方へのアドバイスを教えて下さい。
佐々木:治安は大丈夫です。英語を学びたい方にはとても良い環境です。物価も安いのでお金の心配もいりません。
観光ではなく仕事で来る方は長袖も忘れずに!
中島:本日は色々と貴重なお話を、ありがとうございました!
[公開日:2019年8月19日]
[最終更新日:2020年7月31日]