JR東日本グループは2021年に台湾の台北でホテル事業を始めます。
今回、ホテル事業海外展開は、JR東日本グループにとって、初めての海外ホテル事業となります。

【画像】ホテルの建物の外見(元・ザ・ウェスティン台北)

ホテル規模は客室数288室、付帯施設にはレストラン、宴会場、プール、スパ、ジム、駐車場など、考えられる施設が完備しています。

なにより、ホテルは台北の心臓部に位置しており、
捷運(MRT)という都市交通システムの2線路(松山新店線・文湖線)が交差する「南京復興駅」の近く非常に便利な場所です。

筆者(台湾出身)も台北に行く際に、必ず「南京復興駅」を経由して、色んな場所に行ったりします。
ちなみに、そのあたりはデパートが多く、買い物にもうってつけの場所です。

【写真】南京復興駅全体

実は、今回JR東日本の初海外ホテルの建物は、2018年年末閉業となった「ザ・ウェスティン台北」撤退後に空いた建物です。

年間5億以上の賃貸料に圧迫され、赤字となった「ザ・ウェスティン台北」は貸主である国泰人寿保険に賃貸契約の延長しないと通告された故、7000の日々が経ち、24時間営業し続けた「ザ・ウェスティン台北」は閉館となりました。

「ザ・ウェスティン台北」が閉館後、各大手ホテルは進出を検討したものの、高騰した賃貸料によって、あきらめたそうです。
その中、JR東日本は訪台湾外国人のうち日本人観光客の割合が最も大きいところを見込み、さらに自社ブランドを進出させれば、国際ブランドの授権費用も不要のことで、今度の海外ホテル事業を決行しました。

【画像】発表会(JR東日本グループ×国泰人寿)

[執筆:VSP蔡]
[最終更新日:2019年12月6日]