みなんさん、こんにちは。
小澤です。

さっそくですが、この写真なんだと思いますか!?
これは、フィンランドのTrombia Technologies社が開発した「Trombia Free」といういう屋外用の掃除ロボットです。
自動車みたいに大きいお掃除ロボットですが、これが今ヘルシンキで活躍しているそうです。
お掃除ロボットと言えば、アメリカのiRobot社が開発した「Roomba(ルンバ)」が代名詞みたいなものですよね!

ルンバは両手で抱えるくらいのサイズ感で家庭用のロボット掃除機で、
日本でもお馴染みのお掃除ロボットですね!
初代ルンバが誕生したのは2002年。
現在はスマートフォン向けアプリケーション「iRobot® HOME アプリ」からの操作も可能になり、外出先からスケジューリングや清掃状況の確認などが行えるようになりました。清掃履歴や稼働範囲などもアプリに記録できるようになり、モノとネットワークがつながる「IoT」の流れのなかで、ルンバもスマートホームを実現するアイテムとして進化しました。

そして、今海外で進化を遂げて登場したものが「Trombia Free」。

先ほども紹介しましたが、
こちらはフィンランドのTrombia Technologies社が開発した屋外用のお掃除ロボット。
LiDARとマシーン・ヴィジョンを搭載し、自律運転で障害物を避けつつどんな天候下でも活動ができます。そもそも、LiDARとマシーン・ヴィジョンとは??と思う方もいらっしゃるかと思うので簡単に説明します。
まず、LiDARは「light detection and ranging(光による検知と測距)」の頭文字をとった言葉で、レーザーライダーや赤外線ライダー、3Dライダーと呼ばれることもあります。
次に、マシーン・ヴィジョンは 主に産業分野で、部品や製品の画像を パターン認識 などで処理して、必要な情報を取り出して検査をしたり、 産業用ロボット の運用に利用したりする技術のことを言います。
では、話を戻します。
「Trombia Free」のサイズは全長が3.52mで全幅が幅2.2mで、
ブラシが伸びると3m以上になるそうです!
そして、このお象時ロボットは従来の清掃車の15%程度の電力となる10kWで路上を綺麗にします。
清掃に使う水も少量で良く、加えて電動なので静かな上、排気ガスなどは出しません。
ということは…環境にとってもやさしいお掃除ロボットとも言えますね!!

これまでの清掃車は、1950年代に作られたディーゼル車を基本に今でも同じ技術が使われているとのことなので、年間300万立法メートルトンの二酸化炭素を排出している、ということになります。
それと比較したら、紹介した「Trombia Free」はとても‘‘サステイナブル‘‘ってことですね!!
ちなみに…サスティナブルとは「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味します。
デザイン性もあり、見た目もかっこいいので、
ぜひとも世界のスタンダードになって欲しいと思います!
日本にはまだ進出していませんが、テーマパークや遊園地などの広い敷地で「Trombia Free」が動き回っている未来が来るかもしれませんね!

[執筆:SPD小澤]
[最終更新日:2021/5/21]