こんにちは!
コロナウイルスがパンデミックとなって日本のみならず各国に猛威を振るっています。
今回は日本と、特に感染拡大している中国、イタリア、米国のコロナウイルスへの
対応を比較してみたいと思います。
(2020/4/2現在)

日本

2020年1月16日神奈川県で中国人感染者が確認されました。
国内ではこれが初の感染者となります。
1月27日今回の新型コロナウイルスによる感染症が「指定感染症」に指定されました。
日本では1月31日までに11名の感染者を確認しました。

2月に入ると横浜港に停泊しているダイヤモンドプリンセス号で集団感染が確認され、
乗客が下船できない状況になり、大騒ぎになりました。
船内での生活は2月21日まで続きました。
体力的、精神的にもきつかったと思います。

横浜に停泊しているダイヤモンド・プリンセス

2月27日には政府が3月2日から春休みまで全国の公立・私立問わず全ての
小学校・中学校・高等学校・特別支援学校を休校にするよう要請を出しました。
当時は大騒ぎしましたが結果としては正解だったと思います。
また、北海道は「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を発令し、外出の自粛を要請しました。

その後コロナウイルスは国内でも感染者の数を増やしています。
現状政府は不要不急の外出を控えるよう、自粛の要請を出してはいますが
強制力はありません。
今後も感染者が増えていくであろうと懸念されています。

中国

中国は今回の新型ウイルスの発生地です。
2019年12月8日中国の湖北省武漢市の保健機関により、原因不明の肺炎患者が初めて報告されました。
去年には症例が出ていたんですね。

年明け1月1日には原因不明の感染症の発生を受けて、華南海鮮卸売市場を閉鎖しています。
1月7日に、原因が新種のコロナウイルスと特定されました。

封鎖された華南海鮮卸売市場

中国以外の地域にも感染が広がり始めており、1月23日には武漢市の人の出入りの制限を始めました。
1月26日、広東省政府は公共の場でのマスク着用を義務付け、違反者に対する罰則を導入しました。
また、北京市政府が市境を超えるすべてのバスの運行を停止しました。

1月28日中国政府は春節(旧正月)連休の2月3日までの延長を決定
→上海市・蘇州市等が企業に2月10日までの休業延期を通知(→のち全国に拡大)
2月25日山東省威海市が感染が広まっている韓国や日本からの入国者の14日隔離を発表しました。
続いて、韓国と近く訪問者が多い、瀋陽市、青島市なども韓国からの入国者の隔離を実施。
翌2月26日北京市が日本や韓国からの入国者の自宅監査等による14日隔離を発表しました。

市からの要請や命令が多いですね。
日本に比べて多くの対応をしているように見えますが実際には初動が遅かったようで
3月2日には感染者が8万人を超えました。
しかしそれ以降はあまりふえていません。
中国政府は終息に向かったと宣言していますが、果たして本当にそうでしょうか。

次ページではイタリアとアメリカの対応を紹介します!